いざというときの金策の方法として、今まではクレジットカード現金化が定番でしたが、ここ最近ではスマホアプリを活用した即日現金化が広まりつつあります。
Eコマース(ネット上の電子商取引)やフィンテック(金融サービスの技術革新)によって私達の暮らしがますます便利になるに伴い、現金化の手段も多様になってきました。
当記事では、今人気の買取りアプリや電子マネー、ポイントサイトなどを活用し、安全かつ手軽に即日現金化を行う方法を紹介します。
1.買取りアプリで即日現金化する方法
2.後払いサービスを利用して即日現金化する方法
3.ポイントサイトで即日現金化する方法
1.CASHアプリのメリット・デメリット
2.後払いサービスのメリット・デメリット
3.ポイントサイトのメリット・デメリット
目次
クレカで即日現金化できる業者
買取りアプリで即日現金化する方法
手元にある物品を売却して現金化するには、商品を自分で買取り店舗に持ち込むほか、出張買取り・宅配買取りを利用することもできますが、通常入金までに手間・時間がかかるのが難点でした。
ですが、2017年に「CASH(キャッシュ)」という買取りアプリが登場したことで、とうとう家にいながらスマホ1つで即日現金化ができるようになりました。
即日現金化ができる買取りアプリ「CASH」とは?
2017年6月にリリースされた買取りアプリ「CASH」は、商品画像を送信するだけで即時査定・入金が行われるという画期的なサービスで話題を呼んでいます。
アプリのリリース当日に、わずか16時間で買取り件数7万件以上、現金化総額3億円以上を突破するほど、爆発的な人気を集めました。
CASHアプリは携帯電話番号の登録だけで利用できるので、誰でも簡単に即日現金化が可能です。
CASHで即日現金化を行う手順
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①CASHアプリ(無料)をダウンロードし、携帯電話番号を登録します。
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②CASHアプリを起動し、TOPメニューから商品のカテゴリ・ブランド名・コンディションを選択します。
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③アプリのカメラ機能を使って、商品の画像を撮影して送信します。
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④すぐに商品の査定金額が表示されるので、金額に納得したら「キャッシュにする」ボタンをタップします。
※査定金額の限度額は最大2万円です。
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⑤アプリのウォレット内に、査定金額がキャッシュとして入金されます。
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⑥ウォレット内のキャッシュを、「銀行振込み」または「コンビニ受取り」から選んで引き出します。
※キャッシュの引き出し時は250円の手数料がかかります。
※「コンビニ受取り」は査定金額が1万円以下の場合のみ選択できます。 -
⑦商品査定から2週間以内に、商品をCASHの運営会社宛に送ります。
手元に商品がなくても即日現金化ができる
手元に商品がない場合でも、「CASH」とフリマアプリ「メルカリ」を併用すれば、以下の手順で現金化が可能です。
「CASH」と「メルカリ」を併用した即日現金化の手順
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①メルカリで、現金化したい金額分の商品を購入します。
※購入する商品は、必ず「CASH」の買取り対象になっているものを選びましょう。
また、出品ページに商品全体の画像が載っている品物を選んで購入しましょう。 -
②CASHアプリを起動し、メルカリで購入した商品の情報(カテゴリ・ブランド名・コンディション)を選択します。
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③メルカリで購入した商品の出品ページにPCでアクセスし、PC画面に商品画像を表示します。
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④CASHアプリのカメラを起動し、PC画面の商品画像を撮影します。
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⑤後は、通常の査定・入金の流れで即日現金化が完了します。
メルカリで購入した商品が到着したら、CASH運営会社宛に送るのを忘れないようにしましょう。
以上の方法なら、メルカリで購入した商品の到着を待つことなく、即日現金化が可能になります。
※ただし、手元にない商品をあたかも所持しているかのように偽って査定に出したことが発覚すると、CASH運営会社から警告を受ける可能性があるので注意してください。
後払いサービスを利用して即日現金化する方法
ネット通販の利用者が急増している今、後払いサービスの需要はますます増加し、クレジットカードを持っていない人でも気軽に高額な買い物ができるようになりました。
代表的な後払いサービスとしては、以下の3つが挙げられます。
- キャリア決済
- バンドルカードの後払い
- 電子マネーの後払い
ここからは、上記の後払いサービスを利用して即日現金化を行う方法を説明していきます。
キャリア決済で即日現金化を行う方法
携帯電話・スマホの主要キャリア(通信事業者)は、商品・サービスの決済代金を通信料金とまとめて後払いできる「キャリア決済」というサービスを提供しています。
キャリア決済で即日現金化を行うには、90%前後の高いレートで売れる「Amazonギフト券」をキャリア決済で購入し、オンライン型買取りショップで売却する方法がおすすめです。
au・ソフトバンク・docomoの各社が提供するキャリア決済の概要は、以下の通りです。
キャリア決済の概要 | |||
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キャリア | 後払いサービス名称 | 限度額 | 決済手数料 |
au | auかんたん決済 | 12歳以下:1,500円 13歳~19歳:1万円 20歳以上:1万円~10万円 |
無料 |
ソフトバンク | ソフトバンクまとめて支払い | 12歳未満:2,000円 12歳~19歳:1万円~2万円 20歳以上:1万円~10万円 |
無料 |
docomo | docomo払い(d払い) | 20歳未満:1万円 20歳以上:1万円~10万円 |
無料 |
ただし、Amazon公式サイトではAmazonギフト券をキャリア決済で直接購入することはできません。
そこで、「各キャリアが発行するプリペイドカードにキャリア決済でチャージを行い、Amzaon公式サイトでの支払いに利用する」という裏技を使います。
以下のプリペイドカードのうち、携帯・スマホを契約しているキャリアのカードであれば、年会費無料・手数料無料で発行できます。
- auWALLETカード
- ソフトバンクカード
- ドコモdカード
これらのプリペイドカードにキャリア決済でチャージを行えば、クレジットカードと同様に幅広いお店で支払いができる上に、プリペイドカードのポイントが貯まるのでお得です。
また、iPhoneの決済サービス「ApplePay」にプリペイドカードを登録すると、スマホ1つでキャッシュレス決済ができるようになります。
バンドルカードで即日現金化
国際クレジットカードブランドのVISAが発行するプリペイドカード「バンドルカード」には、便利な後払い機能「ポチッとチャージ(最大限度額5万円)」がついています。
この「ポチッとチャージ機能」を利用してAmazonギフト券などの電子ギフト券を購入すれば、キャリア決済と同様に即日現金化が可能です。
しかも、バンドルカードは年会費無料・審査不要で誰でも簡単に作れる上に、Amazon公式サイトで直接Amazonギフト券を購入できる非常に使い勝手が良いカードです。
電子マネーの後払いサービスで即日現金化
消費税引き上げに伴うポイント還元事業の後押しにより、電子マネーによるキャッシュレス決済の勢いはますます加速しています。
現金やクレジットカードで事前にチャージを行うプリペイド(前払い)式が電子マネーの使用方法としては一般的ですが、実は後払いが可能な電子マネーがあることをご存知でしょうか?
その代表として挙げられるのが、フリマアプリで有名なメルカリの電子マネー「メルペイ」と、おサイフケータイ対応の携帯・スマホで使える電子マネー「おサイフくんQUICPay」です。
これらの電子マネーはクレジットカードなしでも後払いができる上に、審査不要ですぐに使えるため、年齢や信用情報に関わらず手軽に現金化ができます。
メルペイの後払いサービスとは?
サービス概要 | |
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サービス名称 | メルペイスマート払い |
利用上限額 | 1万円~20万円程度(個々の利用実績によって変動) |
手数料 | 300円(「メルペイ残高」払いなら手数料無料) |
返済方法 | 口座振替による一括払い(2020年以降に分割払い機能を追加予定) |
加盟店舗数 | 135万店舗以上 |
利用条件 | スマホアプリ「メルカリ」のダウンロード(無料)が必要 |
※フリマアプリの「メルカリ」と決済サービスの「メルペイ」は一つのアプリで一体になっています。
メルペイは135万店舗以上の加盟店で利用できますが、Amazonギフト券の場合はメルペイでの直接購入はできません。
メルペイでAmazonギフト券を購入するには、iPhoneの決済サービス「ApplePay」の「iD支払い」を経由して、メルペイから「モバイルSuica」にチャージを行う必要があります。
メルペイで即日現金化を行う手順
上記の方法でAmazonギフト券の即日現金化を行う手順は、以下の通りです。
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① メルカリのアプリのTOPメニューで、「売上金・ポイントをお店で使う」を選択します。
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②電子マネー(iD)の設定画面に進み、画面の指示に従って設定を行います。
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③「ApplePay(iPhone対応)」を開き、支払い方法を「iD支払い」に設定します。
※複数の電子マネーをiD支払いに設定している場合は、メルカリアプリのTOPメニューで「メルペイ設定」→「電子マネー(iD)」の順に進み、「優先設定にする」を設定済みの状態にしておきましょう。
これで、iD支払いを行うとメルペイ決済が優先されます。 -
④「ApplePay」に「モバイルSuica」を追加します。
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⑤「ApplePay」のiD支払いによって、「モバイルSuica」に必要金額をチャージします。
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⑥「Qoo10」という通販サイトでEメールタイプのAmazonギフト券を検索し、「モバイルSuica」決済で購入します。
※Amazon公式サイトでも「モバイルSuica」決済が可能ですが、チャージタイプ(買取り不可)のAmazonギフト券でしか購入できません。
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⑦Amazonギフト券を買取り業者に売却すれば、現金化が完了します。
おサイフくんQUICPayの後払いサービスとは?
サービス概要 | |
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サービス名称 | おサイフくんQUICPay |
利用上限額 | 1回あたり2万円 |
手数料 | 年会費・発行手数料は無料 |
返済方法 | 原則として口座振替による一括払い 会員用サイトで「分割払い」「リボ払い」などに変更手続きが可能 |
加盟店舗数 | 90万店舗以上 |
利用条件 | 「おサイフケータイ」機能がついた携帯電話またはスマホが必要 |
※おサイフくんQUICPayの申込み手続きには数日~1週間程度を要するため、お急ぎの場合は注意してください。
おサイフくんQUICPayによる即日現金化の手順
おサイフくんQUICPayの後払いサービスを利用して即日現金化を行う手順は、以下の通りです。
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①「おサイフくんQUICPay」の公式サイトから、入会申込みを行います。
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②入会申込み後、「おサイフくんQUICPay」の設定に必要なID・パスワードが記載された郵送物が届きます。
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③スマホに「QUICPay設定アプリ」をダウンロードし、郵送物に記載のID・パスワードを登録します。
登録完了後、すぐに「おサイフくんQUICPay」が利用できるようになります。
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④「QUICPay」のマークが記載されている店舗に赴き、「おサイフくんQUICPay」を利用して商品を購入します。
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⑤購入した商品を買取り業者に売却すれば、現金化が完了します。
電子マネーを即日現金化するその他の裏技
「メルペイ」と「おサイフくんQUICPay」以外の電子マネーでも、以下の裏技を使えば簡単に即日現金化することができます。
- 電子マネーで購入した商品を店頭で返品し、現金で返金してもらう
- 交通系電子マネーをチャージした後、駅の窓口でキャンセル処理を行い、現金で返金してもらう
※ただし、上記の方法を度々繰り返すと店員や駅員に迷惑がかかってしまうので、おすすめはできません。
関連ページ:2021年自分でできるクレジットカード現金化!業者を使わない方法とは
ポイントサイトで即日現金化する方法
数千円~1万円程度の少額の現金を手軽に調達するなら、ポイントサイトを利用した即日現金化がおすすめです。
ポイントサイトとは、広告案件(ショッピングや有料サービスなど)の利用・アンケートの回答・モニター参加などのアクションによって、現金に交換可能なポイントが貯まるサイトのことです。
例えば、ポイントサイト経由でAmazonや楽天市場などのネット通販を利用した場合、決済金額の1%程度のポイントが貯まります。
ほとんどのポイントサイトでは、1ポイントを1円分として現金に交換できます。
サイトによっては10ポイント=1円分としているところもありますが、この場合は付与ポイントも見かけ上多くなっているので、ポイント獲得の労力は変わりません。
ポイントサイトでは、ショッピングや有料サービス以外に、サイトの会員登録やメルマガ購読といった無料の広告案件でもポイントを獲得できます。
例えば、無料会員登録なら1件あたり数百ポイントが付与されるので、数をこなせば数千円相当のポイントがあっという間に貯まります。
ポイント獲得の効率を上げるには、報酬単価の高い広告案件を積極的に探して狙っていきましょう。
即日現金化を狙う場合は、「ポイント即時付与」「即時反映」といった記載のある広告案件に絞って申込んでください。
また、ポイントサイトの換金方法が「即日銀行振込み」に対応していることも外せない条件です。
おすすめのポイントサイト
ポイント即時付与の広告案件が豊富で、なおかつ貯まったポイントを即日換金できるおすすめのポイントサイトは、以下の2つです。
お財布.com
※振込先が楽天銀行に限り、即日振込み対応
colleee(コリー)
お財布.comはスマホアプリ版もあるので、外出先でもスキマ時間を利用して気軽にコツコツとポイントを貯められます。
クレジットカードの併用で高額ポイントを獲得する裏技
クレジットカードを持っている場合は、高額ポイントを獲得できる月額課金サービスに申込むことで、1万円を超える即日現金化も可能になります。
高額ポイントが貯まる月額課金サービスの例としては、「Netflix」「Hulu」「U-NEXT」などの月額動画サイトが挙げられます。
その他、音楽ストリーミング・英会話・電子書籍・占い・ファッションなど多様なジャンルで、月額課金サービスの人気が勢いを増しています。
これらの月額課金サービスの大半は、入会時に決済用クレジットカードの登録が必要ですが、新規入会者は初月無料で利用できることが多くなっています。
初月無料の月額課金サービスに会員登録した後、翌月の料金発生時までにサービスを退会すれば、料金を支払わずにポイントを獲得することが可能です。
月額課金サービスの会員登録によって、1件あたり1000円~5000円相当のポイントを獲得できます。
会員登録はものの数分で完了するので、クレジットカードさえあれば時間がないときでもあっという間に現金化が可能です。
ポイントを獲得した後はすぐにサービスを退会しないと、月額料金がずっと発生し続けてしまうので注意してください。
また、ポイントサイトによっては、「2ヶ月目以降もサービスを継続すること」がポイント獲得の条件になっている場合があるので、注意しましょう。
まとめ
緊急で現金が必要なときは、クレジットカード以外にも「買取りアプリ」「後払いサービス」「ポイントサイト」を利用して即日現金化ができる方法を紹介しました。
最後に、上記3つの方法のメリット・デメリットをまとめます。
買取りアプリ(CASHアプリ)
【メリット】
商品画像の送信だけで即日現金化できる
携帯電話番号の登録だけですぐに利用できる
【デメリット】
買取り上限額が少ない(最大2万円)
後で商品を発送する手間が必要
後払いサービス(キャリア決済・バンドルカード・電子マネー)
【メリット】
未成年や無職の人でも気軽に利用できる
ポイント還元によってお得に現金化できる
【デメリット】
電子マネーやキャリア決済では、Amazonギフト券を直接購入できない(バンドルカードを除く)
利用限度額が低い(1万円~10万円程度)
ポイントサイト
【メリット】
簡単なアクション(無料会員登録やアンケート回答など)で換金可能なポイントがもらえる
クレジットカードを利用して月額課金サービスの広告案件に申込むと、簡単に高額ポイントを獲得できる
【デメリット】
広告案件1件あたりのポイント獲得数が少ない(数百円~数千円相当)
月額課金サービスの広告案件に申込んだ場合、退会するまで月額料金が発生し続ける